番狂わせ

不動産職人

2011年07月06日 08:50

ウインブルドンテニスは全種目終了しました。



私はスポーツの中で、テニスの5セットマッチ程過酷なスポーツは無いと思っています。

残念ながら、私は5セット戦ったことはありませんが、3セットはよくありました。

当時タイブレークはありませんでしたので、力が拮抗した場合、延々と試合をしていました。


さて、テニスの格言に、「試合に番狂わせは無い」というのがあります。

力のある者が勝つ、勝った者が力が有るということです。

分かったような分からないような格言ですが、要は、「よく練習をして実力を付けろ」という事だと解釈しています。


そう言っている私に、実は番狂わせの体験があります。

それは、私が高校1年生の初めての大会(遠州少年少女テニス大会:別名1年生大会)でありました。

私は硬式テニス部に入部しましたが、その頃の同級生は皆中学時代、市内、県大会上位選手ばかりでした。

私なんぞ、中学では軟式テニス部の初代でしたから、先輩が居ません。

練習の仕方、ルールさえも分からず、ボコボコのグラウンドで練習していました。

試合は出ると負け、目標は1回戦突破という恥ずかしい部でした。

一応私、副部長をやっていましたが。


前置きが長くなりましたが、そんな私が大番狂わせをしてしまったのでした。

第2シードを破ったのです。

1回戦から何となく勝ち上がり、準々決勝で絶対的強者に勝ってしまったのでした。

勝因は分かりません、相手よりミスが少なかった事は確かです。


準々決勝の会場は相手選手の学校でしたから、そこに居た部長先生に、負けた選手はこっぴどく怒られていました。

勝った嬉しさよりも、ひどく落ち込んでいる彼が可哀想だなと思っていました。


次の準決勝は負けてしまいましたが、後日、賞品としてシューズケースを頂きました。

賞品を貰うなんて初めての経験でしたので、母に見せると非常に喜んでくれました。


そんなこんなで、私のテニス人生の浮き沈みが始まったのでした。

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