昨日は、高校同窓会総会に行って来ました。
お目当ては、この方の講演会です。
池上 彰さんは、このような講演会は基本的にお受けしないようです。
超多忙な人で、各方面から引く手数多な方ですから。
演題は、「世界地図はひとつでない」
池上さんの趣味は、各国の世界地図収集だそうです。
日本で見る世界地図は日本が中心ですが、各国の世界地図はその国が中心です。
イギリスの世界地図には、日本は一番隅っこに載っています。
東の外れ=極東と呼ばれる意味が、ここから分かります。
軽妙なトークで、あっという間の1時間が終了しました。
講演会をあまりしない池上 彰さんが、今回、我が同窓会にどうして来てくれたかといいますと、
「元NHK会長からお手紙を頂いた。」という理由からだそうです。
「お世話になっていた元職場の上司からでは、いやと言えなかった。」と、笑って言っていました。
恐るべし、我が母校の先輩です。
講演会後、別室で見つけました。
私が高校1年次、選択科目である書道の先生の書です。
最初、工芸科目を選択しましたが、人数が多く書道に廻されました。
当時、川嶋先生は70歳ぐらいの方でした。
(高校生には、おじいさんに見えただけかも知れませんが)
実は、書道はあまり好きではありませんでした。
小学校6年間書道教室に通っていましたが、どちらかというと、やらされていた感じでした。
だから、あまり気乗りはしない授業でした。
昼休み直後の授業、その日は課題として各自提出した作品の中で、私の書いたものが先生に取り上げられました。
で、何と誉められました。
どう見ても、他の作品が上手だと思ったのですが、
一番良いと
理由は、「勢いがある」と
この時、私の中にあるスイッチが入ってしまいました。
書道が一番楽しい授業に変わってしまったのです。
「災い転じて福を成す」とは、このことだと実感しました。
そんな思い出深い「川嶋先生の作品との出会い」でした。
その後は、お決まりの懇親会
会場は超満員
しばし、同級生と近況報告と昔話しに花が咲き、楽しい時間を過ごしました。